Service サービス

HOME » サービス » 企業調査

企業調査

企業調査報告書の監修、審査を行うのは、(株)帝国データバンクで企業信用調査の実務に携わったDMX代表取締役・有我政人です。企業与信関係調査の着眼点を心得ています。全世界的に企業の評価・診断ポイントに大きな相違点はありませんが、タイに関しては、特にファミリービジネスが多く、中核となる企業を主体として事業体ごとに分社化されるケース、また、家族(妻、子息、子女、親類など)に資産を分散化するような意味合いで、次々と関係会社を立ち上げる傾向があります。単体での調査を含めて、グループ企業の全容を把握し企業体を評価することは必須となります。
タイでは、担保を有さない企業は、容易に資金調達をすることはできません。従って、いくら売上高が順調に進捗していても、資金繰りに窮すれば倒産に至ります。このようなケースは「黒字倒産」とも表現され、業歴の浅い企業、急速に事業規模を拡大しており、資金調達がうまくいかない場合におこります。 特に不動産等の担保を持たないローカル企業、日系を含む独資系外資企業との取引の際は、
1) 資金調達余力、
2) 運転資金が毎月どれくらい必要なのかを把握した上で、与信を判断していく必要はあります。

また、企業の内容掌握に加えて、株主および役員の個人資産量、社会的な信用力は重要な与信判断要素になりますので、常日頃から株主および役員の動向にも注視をしていかなければなりません。

企業信用調査 -スタンダード

DMX企業信用調査の基本形であり、お客様から最もご依頼の多い報告スタイル。

報告書の言語は日本語。報告書はA4サイズ、ページ数は平均25~30ページ。

タイ国での企業調査に豊富な経験を持つプロのリサーチャーが、デスクトップ調査、インタビュー 調査を駆使して、調査対象企業の最新情報を収集します。
調査項目の詳細は、下表をご参照ください。

料金表とレポートサンプル

タイ企業信用調査ーサマリー

一度に依頼する調査数が多い、とにかく早く報告書がほしい、費用を抑えたい場合、こちらの要約版をご利用ください。報告書の言語は英語です。
調査項目の詳細は、下表をご参照ください。

料金表とレポートサンプル

DMXの企業調査サービス
調査項目 スタンダード サマリー
企業概要
評価 A: Excellent (100-85), B: Good (84-66), C: Average (65-51), D: Limited (50-36), E: Poor (35-0)  
資本金 資本金
資本金変動  
株主 株主(国籍)・持株数・出資比率
個人株主に関する詳細情報 略歴・関係役職等    
バックグラウンド・ドューデリジェンス    
過去の事故歴、訴訟案件、犯罪履歴、交友関係、風評など    
法人株主に関する詳細情報 CR SUMMARY の内容に準じる    
会社設立からの株主の変動詳細情報    
取締役 取締役(国籍)・サイン権の有無・役職
取締役に関する詳細情報 略歴・関係役職等    
バックグラウンド・ドューデリジェンス    
過去の事故歴、訴訟案件、犯罪履歴、交友関係、風評など    
会社設立からの取締役の変動詳細情報    
設立
発起人
取設立発起人
設立発起人に関する詳細情報 略歴・関係役職等    
バックグラウンド・ドューデリジェンス    
過去の事故歴、訴訟案件、犯罪履歴、交友関係、風評など    
従業員 従業員数
労働組合有無  
部門別人員構成    
年間稼働日    
労働賃金モデル    
設備概要 本社、工場、支店、営業所、サービスセンターなど    
各拠点の事業活動詳細    
工場設備概要(機械設備名・台数など)    
営業体制 本社、工場、支店、営業所、サービスセンターなど    
営業・サービスマンの拠点別人数    
カバーエリア    
キーパーソン    
営業体制    
登録・許可  
沿革  
関係会社 会社概要・最新売上高・損益・資本合計  
関連会社の分析 CR SUMMARY の内容に準じる    
グループ企業の株主兼任状況・分析表    
グループ企業の役員兼任状況・分析表    
グループ企業間取引相関図    
経営者 略歴・関係役職等 略歴・関係役職等  
バックグラウンド・ドューデリジェンス    
過去の事故歴、訴訟案件、犯罪履歴、交友関係、風評など    
一族家系図・3世代    
略歴・関係役職等 CR SUMMARY の内容に準じる    
略歴・関係役職等    
バックグラウンド・ドューデリジェンス    
事業活動最新3期 売上高・最新3期分  
主業・従業比率・最新3期分  
収益率・最新3期分  
銀行取引  
仕入先 主要仕入先  
品目別・仕入先別・取引比率(金額)    
取引比率3年推移    
得意先 主要得意先  
品目別・得意先別・取引比率(金額)    
取引比率3年推移    
総評 会社の特色  
現地写真  
財務分析コメント  
動向と見通し  
貸借対照表・最新3期分
損益計算書・最新3期分
要約キャッシュフロー計算書
要約キャッシュフロー計算書の解説  
主要財務比率
主要財務比率の解説  
必要運転資金
決算書備考  

ページトップへ戻る

タイ企業グループ全容調査

「人」、「金」、「モノ」に関し、タイの中核企業を主体にタイ国内子会社、関係会社のグループ企業全体を調査・分析して評価します。タイ国内子会社、関係会社の社名が分からない場合、中核企業をご指定いただければ、子会社、関係会社の社名は DMXにて調査可能です。ご依頼時には中核企業の社名をご指示いただくだけでOKです。

タイ競合企業分析調査

タイで他社との競合に勝ち、タイ・マーケットで優位なビジネスを推進していくために、同業他社、競合先に関する分析は必須です。より深い情報を得るためには、高度な調査スキルが求められます。
企業情報収集・分析のプロ集団であるDMX企業調査部では、同分野に数多くの調査実績を有しています。

タイ・ステークホルダー調査

ステークホルダーとは企業で考えた場合、直接的には投資家、株主があげられ、その他、金銭的な利害が生じる対象としてビジネスパートナー、経営者、役員、取引先、従業員・労働組合、そして商品・サービスの購買によって利害を受ける利用者・消費者などがあげられます。
DMXでは企業や団体に関連するタイのステークホルダーについて調査を実施します。

■ 経歴・バックグラウンド調査

株主、代表者、役員など、人物に関する調査。家系・家族構成、犯罪歴、交友背後関係、生活振り・風評、個人資産などを調査します。

■ 風評調査

調査対象者の自宅周辺や実家周辺、または勤務先における評判などを調査します。
現地でのインタビューのほか、新聞、インターネット上のメディアリサーチをタイ語で実施します。

ページトップへ戻る

雇用・人事に関する調査

株主、代表者、役員など、人物に関する調査。家系・家族構成、犯罪歴、交友背後関係、生活振り・風評、個人資産などを調査します。タイ人採用予定者に関する調査。過去の犯罪履歴、係争案件、現住所近隣での住民トラブル、過去の職場での不正事案、 その他の大きなトラブル、労働組合への関与等、雇用に値する人物かどうか調査を実施します。

カスタム調査

お客様のご要望事項に基づき、タイ国での企業調査に豊富な経験を持つプロのリサーチャーが、情報収集、調査を行います。
タイの企業に関する情報が必要な場合は、DMXにご相談ください。

タイの不良債権処理「無税化」レポート

不良債権を日本で無税で処理するための調査報告書を作成いたします。
この方法はタイの日系大手総合商社様に導入して頂いており、その効力は実証されております。
調査は「タイ企業の倒産証明調査」「代表者の個人資産調査」のセットが効果的です。


料金案内

ページトップへ戻る

サービスの事例

企業調査の意義とリスク回避

1. 内部統制におけるリスク概念

仕入先、得意先、買掛金の支払い、売掛金の回収において、あらかじめ起こり得るリスクを予測し、対応策をシミュレーションしておく。
(1) リスクの洗い出し   (2) リスクの分析・評価   (3) リスクの対応策の立案と実行

2. 企業調査実施の目標

(1) 仕入、販売の正当性および継続性を確保する。
(2) 仕入、販売の正当性確保、継続性維持についてシッカリとした裏付けが取れている証明。

3. 企業調査の意義

(1) 取引先との取引に関する規定の内容を把握し、企業信用情報、財務情報をどのように入手し、取引の意思決定に利用しているかを検討する。
(2) 販売および購買の基幹業務プロセスにおいて、どのステップでどのように利用されているか、また、その情報の更新状況について検討する。

4. リスク回避

(1) 取引先の事業内容や経営方針を十分に把握していないと、不法行為等の不適切な取引にかかわってしまう可能性があります。
(2) 取引先の財務状況を適切に把握していないと、支払い能力以上の取引をしてしまう恐れがあります。

5. 企業調査-仕入先

(1) 会社のすべての仕入先(購買・調達)はリスク対象となる。

仕入先リスクの洗い出し 予測されるリスク リスクの分析・評価
法人としての存在の確認 架空・幽霊会社の危険性、従業員による架空支出・横領 会社登記証明書および本社所在地の現地確認
安定・継続しての仕入が可能か 倒産の危険性 財務内容の評価による倒産のリスク分析
取引比率は過剰にないか 汚職の危険性 仕入先の売上高と発注額の比較による取引比率の分
従業員の関係者の関与は無いか 横領、仕入および価格操作の危険性 設立発起人、株主、役員に従業員および同関係者の存在確認
サービスの仕入れの詳細確認 従業員による架空支出、横領の危険性 サービスの仕入れの内容と支出費用の対比
仕入先に不法行為は無いか

法令遵守違反への加担の危険性

不法行為を労働争議に利用される
法令遵守について関係各所への法令違反確認

6. 企業調査-販売先

(1) 会社のすべての得意先(販売)はリスク対象となる。

販売先リスクの洗い出し 予測されるリスク リスクの分析・評価
法人としての存在の確認 架空・幽霊会社の危険性、従業員による架空支出・横領 会社登記証明書および本社所在地の現地確認
安定・継続しての販売が可能か 倒産、不良債権発生の危険性 財務内容の評価による倒産のリスク分析
取引比率は過剰にないか 汚職の危険性 販売先の売上高と納入額の比較による取引比率の分析
従業員の関係者の関与は無いか 横領・販売および価格操作の危険性 設立発起人、株主、役員に従業員および同関係者の存在確認
販売先に不法行為は無いか 法令遵守違反への加担の危険性 法令遵守について関係各所への法令違反確認

7. 調査事例

(1) 企業信用調査 スタンダード

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
取引先の信用程度 最近、取引きを開始したばかりのタイの企業について、企業体としての信用程度を把握しておきたい。 対象企業の全体像を把握するため、基本的な企業信用調査を行った。
[お客様の評価]
信用程度がAからEまでの5段階で表示されている部分、レポートは日本語で分かりやすく構成、記載されている内容を評価していただきました。
タイ国に進出する タイ国への進出を検討中。タイ現地で材料の仕入先、パーツの加工先(ベンダー)の選定は最終的な決定の段階。 取引き予定の各社ごとの資本構成、株主、役員の人的背景、取引先での評判、財務内容も含めた企業信用調査を行い、信用格付けランキングを行った。
[お客様の評価]
選定基準が明確であり、信用格付けランキングの精度の高さを評価していただきました。
相手先がよく分からない I 展示会に出展したとき、会場を訪れたタイの企業と懇意となり、この企業との取引きを行うことを検討中。既に契約の段階まできている。 対象企業の全体像を把握するため、基本的な企業信用調査を行った。
[お客様の評価]
結果としては、タイに法人登記の存在しない名刺だけの架空会社であることが判明。調査依頼から3日後に結果を出したスピード感と調査報告書の内容を評価していただきました。
相手先がよく分からない II タイの日系企業から取引きの打診を受けており、相手は日本人。熱心に電話をかけ、FAX、メールでも資料を送ってくるため、相手先が提案しているタイでの商談、契約に出向く準備を進めている。 対象企業の全体像を把握するため、基本的な企業信用調査を行った。
[お客様の評価]
結果としては、タイに法人登記の存在しない、現地に事務所も存在しない通称「契約書詐欺」集団であることが判明した。依頼から一週間後に結果を出したスピード感と調査報告書の内容を評価していただきました。
タイの合弁先の調査 タイのローカル企業と合弁会社を設立する予定。 企業としての全体像と信用程度、風評も含めた企業信用調査を行った。
[お客様の評価]
過去3期の決算は赤字であり、財務内容は債務超過寸前であった。既存の仕入先に対して支払いジャンプ要請をするなど、資金面の逼迫感は表面化していた。日本ではつかめない現地ならではのタイムリーな情報を逸早く把握できたことを評価していただきました。

(2) 企業グループ全容調査

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
企業グループの全体像が知りたい タイで多角的に事業を展開する企業グループの中の1社と技術提携の計画があり、将来は合弁会社を設立する予定。 [お客様の評価]
依頼時には中核企業の社名しか分からなかったが、1社の指定だけで企業グループの全体調査ができた。「人」、「金」、「モノ」に関し、タイの中核企業を主体にタイ国内子会社、関係会社のグループ企業全体を調査・分析してレポート。 タイ国内子会社、関係会社の社名は分からない場合、中核企業の指定だけで、子会社、関係会社の社名は DATAMAXにて調査できること、分かりやすく全体像が把握できたことを評価していただきました。

(3) 競合企業分析調査

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
同業他社の情報を知りたい タイでの営業戦略を立てるため、同業他社の少し突っ込んだ情報がほしい。 対象企業の全体像を把握するための基本的な企業信用調査に加えて、個別の指定事項の調査を行った。
[お客様の評価]
基本的な情報を網羅している上、知りたかったデータを個別に指定して調査が可能な点、加えて、インタビューによる定性的な情報の収集能力を評価していただきました。

(4) ステークホルダー調査

ステークホルダーとは企業で考えた場合、直接的には「投資家」「株主」があげられ、その他、金銭的な利害が生じる対象として「ビジネスパートナー」、「経営者」、「役員」、「取引先」、「従業員・労働組合」、そして商品・サービスの購買によって利害を受ける「利用者・消費者」などがあげられます。

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
ローカル企業のオーナーの情報を知りたい ビジネスパートナーとなるタイ・ローカル企業のオーナーと一族の個人情報がほしい。 調査項目、1) ID情報、2) 経歴、3) 関係役職、4) 過去の犯罪歴、5) 裁判の履歴、6) 交友関係、7) 社会活動、8) 生活ぶり、9) 性格・人物評・風評・噂、10) 個人資産
[お客様の評価]
詳細な調査項目に基づき個人・一族を評価しているレポートに満足していただきました。

(5) タイ人雇用・人事に関する調査

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
タイ人の雇用 タイ人のマネージャーを新規雇用する。ある程度の承認権を与えるため、個人の信用程度を評価したい。 タイ人採用予定者が提出する履歴書等の書類内容に基づきその真偽を調査。過去の犯罪履歴、係争案件、現住所近隣での住民トラブル、過去の職場での不正事案、その他の大きなトラブル、労働組合への関与等、雇用に値する人物かどうかの調査を行った。
[お客様の評価]
詳細な調査項目に基づき、採用に値する人物であるか否かを評価しているレポートに満足していただきました。

(6) タイの不良債権処理「無税化」レポート

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
不良債権に関する企業調査 長年にわたり抱えているタイの不良債権を日本の税法上で無税化処理したい。 タイ企業の倒産証明調査、代表者の個人資産調査。日本でタイの不良債権を無税で処理するための調査報告書を作成。
[実績]
タイの日系大手総合商社にて多数のご利用あり。その効力は実証されています。

(7) 企業信用調査 サマリー

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
調査数が多く時間もない 取引先の一斉点検、見直しを進めていたところ、調査対象となる企業は50社程度になった。調査対象企業の数が多いこと、調査に使える時間、予算は限られている。 基本的な企業概要と決算書3期分、キャッシュフロー計算書、財務分析の結果を盛り込んだ調査レポート。
[お客様の評価]
50社の企業調査報告書を一週間程度の時間でお届けしたことを評価していただきました。
調査予算が少ない 取引先企業の内容を知っておきたいが、あいにく調査の予算は小額しか取れない。 基本的な企業概要と決算書3期分、キャッシュフロー計算書、財務分析の結果を盛り込んだ調査レポート。
[お客様の評価]
必要最低限の内容とリーズナブルな料金に費用対効果が合うと評価していただきました。

(8) カスタム調査

テーマ 内容 調査事例とお客様の評価
企業信用調査スタンダード+指定事項 タイのローカル企業と業務提携の計画があり、将来は合弁会社を設立する予定。 対象企業の全体像を把握するための基本的な企業信用調査に加えて、個別の指定事項の調査を行った。
[お客様の評価]
会社は資金繰りに苦慮していること、代表者は個人的な金銭トラブルを背景に係争案件を抱えていることが判明。このようなことは日本では分からないため、現地の調査会社DMXに依頼して良かった。

サービス

  • 企業調査
  • 不正調査・対策
  • 内部通報受付窓口

DATAMAXの品質

在タイ日系企業の不正防止アプローチ

ACFE DATAMAXは、CFEー公認不正検査士の専門性を生かして、お客様の期待に応えていきます。

事例集 タイのカントリーリスクと企業不正対策

pagetop